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2009年10月26日 (月)

佐野ルネッサンス鋳金展

先週末から天明鋳物(てんみょういもの)のふるさと、栃木県佐野で『第5回佐野ルネッサンス鋳金展』(~11/8)が始まりました。

伝統工芸界の超ベテランから学生まで、全国各地より出品された作品の数は約100点。

様々な金属素材と鋳造技法が駆使された力作が一堂に会し、国内で唯一の「鋳金による作品のみ」のコンペティションとして、充分見応えのある展覧会となっています。

そして今回、この鋳金展にカナダ人アーティストのマイケル・グラハム氏と私がコラボした応募作品(『見張り番』 )が見事、第1部門に入選!

初日に開かれた表彰式&出品者懇親会に、パートナーのグラハム氏と一緒に出席して来ました・・。

P1030725_2

「鋳金」とは、「原型から鋳型作り~鋳湯~仕上げ~着色の全工程を1人で一貫制作することであって、 「鋳造」とは似て非なるもの」 という観念を以前から私は抱いていました。

それ故に、「鋳金」=(イコール)「孤高」のイメージが強く、どことなく自分からは距離を置いていたというのが正直なところです。

しかしながら、改めて辞書などを見てみると、いずれも「鋳金」とは、「金属を鋳型に流し込み、所望のカタチを作ること。=鋳造。鋳物。」 などと記されています。

また、作り手について1人でも、2人でも、或いはグループでも、誰がやろうが規定はありません。

そうであれば、自分ひとりでは無理でも、複数の人間がそれぞれの個性や技術を活かし、一つの作品に融合させることで、1人の場合とは異なる新たな展開や可能性がきっと拡がるはず・・!

そんな思いから、今回の試み(共同制作による応募=鋳金展に対する私なりの、鋳造家としてのアプローチ)となりました。

そして、マイケルのように個性豊かで、優れた才能を秘めたアーティストの方と一緒に仕事(お手伝い)をさせて頂いた結果、一定の評価が与えられたということは何にもましてHAPPYなこと・・

今後もアルテキャストでは一人でも多くのパートナーの為に、結果を出せる仕事を提供し続けて参りたいと思っています。。

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ 

日本国中、世界中のアーティスト(自称他称、ジャンルを問わず!)のみなさんへ!

あなたも「ブロンズ」という素材を使って、「何か面白そうなもの!」を一緒に創ってみませんか?

  To artists, let's create exciting bronze works with ArteCast, and conquer all over the world !

世の中デフレな今だからこそ、たくさん作品を作っておいて、景気が回復した時に売る!

そんな発想も大いにあり!ですよね・・。

ご相談、どんな事でもお伺い致します。お気軽にお問い合わせ下さい。

メールアドレス: s-bronzo@nifty.com

(2009/10/26)

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コメント

おめでとうございます。
発泡スチロール(Styrofoam)の焼失という技法,それから彫刻家と鑄造家の共同制作という事実の明示が評価されたのでしょうね。
ぼくにはゾンビにしか見えませんが,そんな気味悪さがなければもっと上の賞が受けられたかも,と思います。

羽田先生、コメントありがとうございます!
今回の応募ではいろいろなことが体験できて、とても良い勉強になりました。ゾンビだなんて、そんなに気味悪いですか?会場では何人もの人に声を掛けられ、結構評判が良かったんですよ・・。
次回、羽田先生も是非「○○○の頭像」を出品されてみてはいかかでしょうか?完成すれば、絶対いい作品になると思います。大賞賞金は100万円です!

おめでとう!!!鋳金の新しい試みが、見事に実を結びましたね。この作品を見て、私はジャコメッティの彫刻を連想しました。スタイロフォームとは断熱材等にも使われている素材なのですね。蜜蝋というと、私のイメージは室内のキャンドル程度なのですが、ワックスと同じに考えれば良いのかしら?ともあれ、新境地の作品が第一部門に入選なさいました。誠におめでとうございます。

悦子先生、コメントありがとうございます!!!
ジャコメッティをご存知なのですね・・。
蜜蝋はおっしゃる通りワックスの一種です。パラフィンなど石油由来のものとは異なり、蜜蜂の巣から抽出して作られる天然もので、使い勝手がいい分かなり高価な材料です。ブロンズ彫刻の起源とされるメソポタミア文明~紀元前3500年頃(?)から装身具や祭祀用のオブジェ、武器等の原型素材として使用されてきました(・・と思われます)。私の場合、モデリングだけでなくブロンズ像の着色にも使用しています。
近いうち、仕事で扱っているワックスや他の材料のことについて記事を書こうと思います。
ブログネタのアイデアご提供ありがとうございました!

今回の鋳金展のレセプションで知り合った名古屋芸術大学の瀬田哲司氏からメールを戴き、お互いにサイトの紹介をすることになりました。瀬田氏webサイトへは、当サイト画面左上の「カテゴリー欄~リンク集」の中よりアクセスできます。蟻や植物など精密鋳造ならではの瀬田氏ワールドが楽しめます(ブログもあります)。是非ご覧下さい。

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